でつ


出遭いを憾むの

今日も外が濡れているから

哀しくなった

このまま溶けて無くなって仕舞えばいいのにって

何て 灰色の空を見上げて また泣いた

貴方との日々 下らない嘘

徒 もっと愛して欲しかった

もっと必要として欲しかった

何度も 誤って 何度も 謝って

何て 灰色の水に濡れて また絶えた


愛してる何て 甚だしい


永遠なんて 存在しないのよ


嗚呼 煙草も吸わない薬も要らない

貴方は私には綺麗過ぎたの

息を止めて 水に溺れて

苦しくなって 嗚呼 また死ねない


嗚呼 愛されて育った貴方は

私には眩し過ぎたの

力を籠めて 壁に頭を打ち付けて

痛くなって 嗚呼 また死ねない


目を閉じて 夢の中 私は独り

あちら こちら

赤が鏤められて

目を開けて 夢から覚めた 私は独り

あちら こちら

何も 無い

嗚呼

貴方になってしまいたい

貴方に溶け込んで 一つになって

そしたら 私から二度と離れる事が無いのに

手足が冷える 

きっと 貴方が居ないからだ

花が 枯れて 愛も 枯れて

声も 枯れて 朽ち果てる

もう 誰の愛も 認識できないの

いっそ 壊して 必要の無い体温なんて

汚らわしいだけ

もう 生きてるのが辛い

貴方の約束が小さく灯る

いっそ 無くして 必要とされない身体なんて

邪魔なだけ

もう 息をしているのが辛い

貴方のあどけない笑顔が 私を照らす

覚えてる ベッドに残る 貴方の残り香

忘れない 其れが 其れだけが 私の支え。