命 儚さ

自分自身の存在理由や存在価値は

とても儚いものだと思う

イヴは蛇に唆され 禁じられていた善悪の知識の木の実を食べてしまった

ねえ 約束なんて 儚いものだ

人間は 生まれてきたときから罪深い生き物なんだ

私は この世に永遠は無いと思っている

貴方との愛に 毎日冗談っぽく永遠を誓っていたけれど

永遠の存在を否定する自分が

矛盾にいつも困惑していた

それでも 貴方との愛に 永遠を誓った

だって心から 貴方を愛していたんだもの

ねえ 命なんて 儚いものだ

人間は 生まれてきたときから罪深い生き物なんだ

蛇は腹這いの生物となった 女は妊娠の苦痛が増した

地は呪われ実りは減少した

主なる神はアダムとイヴをエデンの園から追放した

ねえ 約束なんて 儚いものだ

この世に永遠なんて無いんだ

私は また 貴方の事傷つけてしまった

もう 傷つけまいと 誓った筈なのに 筈なのに・・・

貴方と 交わした約束

其れは 私にとって 酷く苦痛なものである

貴方から頂いた 最後のチャンスと 私は受け入れ 喜んだ

しかし 目を開けると 真っ暗で 何も見えない

大きな声で叫んでも 

どれだけ 手を伸ばしても 走っても

貴方に 届く筈も無くて

孤独を背負い 絶望に浸り

私は 何も見えなくなった

ねえ 約束なんて 儚いものだ

貴方が 私のところに帰ってくるとは限らない

この世に永遠は無いんだ

貴方にとって 私の存在価値が ゼロに成るかもしれない

この世に永遠なんて無いんだ

誰も信じてはいけない

自分ですら 自分に嘘を付くのだから

ねえ 命なんて 儚いものだ

貴方が 私を必要としたときに 私は果たして生きているのだろうか

死なないと 約束を交わした

だから 肉体が朽ち果てることは無いだろう

貴方との約束だから

けれど 私の心が生きているとは 限らない

この世に永遠なんて無いんだ

誰も信じてはいけない

貴方ですら 私を突き放したのだから

『どんなことがあってもお前を離さない』

嬉しかった あの言葉が 身体を巡る

『どんなことがあっても貴方を愛し続ける』

絶対的な あの想いが 胸を締め付ける

この世に永遠なんて無いんだ

ねえ 約束というものは なんて儚いものなのだろう

貴方を想う この気持ちは 確実に あの時とは違う

だから 大人になんかなりたくなかったのに

人間は貪欲だ いくらでも欲しがる 醜い生き物だ

私は 愛に飢えていて 愛に貪欲な 醜い生き物だ

全て 私が悪いんだ

私は知っています

私が貴方を失望させたということを

私は知っています

私が貴方を失望させたということを

私は知っています・・・


私が 浅はかで愚かな醜い 生き物だということを


貴方は 私にとって主なる神だ

そして

貴方は 私にとって アダムでもあった

蛇は私に愛を唆し

私は 浅はかで 愚かな醜い生き物だから その愛に酔いしれて

目を失い 貴方を失い エデンの園から追放された

私は 浅はかで 愚かな醜い生き物だから 貴方という絶対的存在を

裏切り 傷つけ 苦しめた


私は 浅はかで 愚かな醜い生き物だから


もう 貴方に愛される事は 無理かもしれない



貴方は 素敵な人だから



私なんかには勿体無さ過ぎる



貴方は 素晴らしい人だから



私なんかが傍に居てはイケナイ




哀しいな 次 生まれ変わったら何て


初めて想った



哀しいな 次 生まれ変わったら




貴方に見合う 女性になりたい。